清荒神さんと富岡鉄斎

母から「お札をいただいてきて欲しい」と頼まれ

先日清荒神さん(真言三宝宗 清荒神清澄寺)に。

荒神さん。関東の人にはなじみが少ないかも?ですが関西では荒神さんは台所にお祀りする火の神さまなんです。火事を防いで下さる。とうちの家ではそういう言い伝えが。

 

こちら(宝塚)の清荒神はお寺につくまでの道のりにたくさんのお店があることで有名。

子供の頃以来、久しぶりに訪ねさせていただきましたが、今でもお店はたくさん出てました。この日だけは気温も上がり暖かかったので人も多かったです。

参拝も並びました。鳥居ものこってて神仏習合の痕跡が見えます。

こんなに広かった?お寺のことは何1つ憶えてなく、荒神さんに行くまでのたくさんのお店の印象しか記憶にありません。子供の頃ってそんなものよね。。

 

帰り清荒神を出てちょっと歩いたところに竹細工のお店を見つけたので入ってみると衝撃的なものを見、ショックで即、お店から出てしまいました。

小さなガラスケースの中に大きな白蛇がとじこめられています。

可哀想や!

客寄せの見せ物として置かれてる。体の大きさのわりにはガラスケース小さいし。

ガラスが割れてあの白蛇さんが山に帰れるよう願いました。

念が効く(?)といいんだけど。そこまで力ないか。。

蛇さんは眷属とか家、土地の守り神とかいわれるので、自分らの欲のために「がんじがらめ」にするのはよくない。それをしてるお店の人にもいずれ同じ事が返ってくるでしょう。

 

話かわって清荒神さんの中に富岡鉄斎の美術館があるのです!

昔いらした坂本光浄和上が半世紀以上の歳月をかけて蒐集された作品らしいですが資料も含めて2000点もあるらしいです(すごいですね。お寺さんは高級車買うより良い美術蒐集の方が参拝に来られる方々に楽しんでいただけて良いね。)

美術館のスペースの関係もあり展示されてるのはその中のほんの一部ですが。

残念ながらすごく見たい作品は出展されてませんでしたが

奥様の春子さんとのコラボ作品があり、迫力の掛け軸の鉄斎イメージが強かっただけに(あまり詳しく知りませんが)新しい側面を見つけたみたいで嬉しかったです。

小さなお茶セットです。小さな急須に杯のような湯のみ。

春子さんが陶芸し鉄斎が絵図けをされてるのですがなんとも暖かくセンスがいいんです。

おかげさまでホッコリしました。300円で良心的入館料です。清荒神さんにお参りの後にはぜひ寄ってみてください。

 

荒神さんのおかげで腰痛も直りました。ありがたや。

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